教授挨拶

教授 澤見一枝

昨年、定年退官された教授の後を引き継がせていただきました。これまでは前教授と共に、学生・院生の教育や、地域の健康づくり活動を行って参りました。 前教授のように学生たちに慕われ、先駆的な研究活動を推進していけるように、専心努力する所存でございます。
諸先輩諸先生の偉大な功績を受け継ぎ、充実した教育環境で活動できる喜びは申し上げるまでもございませんが、同時に、その責務の重大さに身の引き締まる思いでございます。
今後は、皆様方のご支援をいただいて責務を全うしたいと存じますので、何卒ご指導を賜りますようお願い申し上げます。


水主千鶴子

この春に、定年で退官した水主千鶴子です。 これまで、老年看護学で一緒に研究して参りましたが、今後も新しく着任した大学で、当老年看護学領域と共同研究いたします。 今後も引き続き、どうぞ宜しくお願い申し上げます。


■共同研究の成果

この研究で開発した手法は、音楽療法に脳トレを組み合わせたものです。"ostinato"というジャズなどの音楽でよく使われる手法であり、短いフレーズを複数回繰り返します。
これは、フレーズを容易に記憶して再生することができる特性を持っています。音楽療法の歌や振り付けの二重課題の作業中に、この遅延再生を組み入れました。
高齢者は実際に、記憶が容易になり、遅延再生テストの成績が向上しました。
この手法は、高齢者にとって、無理やストレスなく記憶トレーニングができることが大きな利点です。
ストレスチェックの結果、介入後にストレス値が低下しており、高齢者に適した方法であると考えられます。
我々は新たにロボットセラピーを開始し、ロボットによる音楽療法を試行しております。さらに、認知機能テストもロボットに搭載しました。詳しくは、研究成果をご覧ください。

>>共同研究の成果 詳細はこちら PDFダウンロード

>>Abstract Submission CNS Sawami PDFダウンロード